子どもの貧困問題
日本の子ども6人に1人は貧困状態
2010年の厚生労働省発表の数字によると、日本の子どもの相対的貧困率は15.7%で、これは日本の子ども6人に一人が貧困状態にあるということになります。
30人学級でいえば、5人は貧困に苦しんでいる状況になります。
子どもの貧困問題の背景については、JLSNのHPに詳しく書かれていますので、ご覧ください。
ここでは、子どもの貧困とは、つまるところいったいなんなのかを解説します。
子どもの貧困とは子どもが経済的困難と社会生活に必要なものの欠乏状態におかれ、発達の諸段階における様々な機会が奪われた結果、人生全体に影響を与えるほどの不利を負っていることということができます。
これは、欧米でのフォローアップ研究でも証明されていることで、子ども時代の貧困が子どもの能力の伸長に影響し、低い自己評価に結び付いてしまうのです。その結果、社会の中での孤立、孤独を経験し、結果の不平等をもたらすと言われています。
その問題点
子どもの貧困の問題点は、それが「見ようとしなければ見えない」貧困であるということです。
声を持たない子どもの貧困は、こちらからアプローチしていかなければ、現状を把握することができないのです。
また、対策も非常に難しい問題を抱えています。単に金銭的援助を子どもに直接与えるということもできません。
現状として、この問題を解決していくためには、子どもたち一人一人に寄り添った支援が求められているのです。
さらに詳しく知りたい方へ
こちらに参考文献等を載せてあります。是非参考にしてください。